ジム開業に必要なマシン構成とは?プロが選ぶ導入セットを解説

近年、日本におけるフィットネス市場は拡大を続けており、ジム開業を目指す個人や法人が年々増加しています。
実際、経済産業省の調査によれば、スポーツ施設運営業の市場規模は2020年以降も回復傾向にあり、コロナ禍を経て健康志向の高まりとともに再び成長基調に戻りつつあります。
本記事では、ジム開業時に必須となるマシンの種類と、実際に導入実績が多く「売れ筋」とされているマシンセットを目的別にご紹介します。
「マシンは何から揃えればいいの?」「失敗しないためのマシンの選び方は?」という疑問をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。
ジム開業にはどんなマシンが“必須”?
ジム開業では、有酸素系・筋トレ系・フリーウェイト系の3つをバランスよく揃えるのが基本です。また、導入すべきマシンは「どのような利用者層をターゲットにするか」によって最適な組み合わせが変わります。
有酸素・筋トレ・フリーウェイトの3軸を押さえるのが基本
ジム運営で主力となるマシンは、次の3つのカテゴリです。
- 有酸素マシン(トレッドミル、エアロバイクなど)
脂肪燃焼・ウォームアップに最適で、初心者にも人気。
- 筋力トレーニングマシン(チェストプレス、ラットプルダウンなど)
安定した動作ができ、初心者〜中級者に適している。
- フリーウェイト機器(パワーラック、ダンベルなど)
高負荷トレーニングや上級者向けの設備として不可欠。
この3カテゴリのマシンを揃えることで、ジムの「基礎体力」が整い、幅広い層に対応できる施設となります。
ターゲットに合わせて「必要なマシン」は変わる
どんなマシンが“必須”であるかは、ジムの「ターゲット層」によって大きく異なります。
- 女性専用ジムの場合
ヒップ・脚まわりを鍛えるアブダクター/アダクション、有酸素重視の構成が◎
- リハビリ・高齢者向け施設の場合
座位中心のマシンや可動域制限マシンなど、安全性を重視した構成が重要
- 上級者・アスリート向けジムの場合
フリーウェイト・プレートロード・スミスマシン等、負荷調整の自由度が求められる
このように、利用者にとって“使いやすい・効果的な”設備を優先することで、マシンの稼働率や満足度が上がり、結果としてジム経営の成功にもつながりやすくなります。
失敗しないマシン選びのポイントは?
マシン選びで最も重要なのは、「費用の安さ」ではなく、スペース活用とターゲット層のニーズへの適合性です。
開業前に“誰のためのジムか”を明確にし、それに応じて導線設計・設備構成を考えることで、導入後の後悔や無駄な出費を防ぐことができます。
費用だけで判断せず、スペースと導線を最優先に
マシン選びでありがちな失敗は、「とにかく安いものを揃える」「台数を多く詰め込む」といった“初期費用だけ”を重視した判断です。
しかし、ジムの使い勝手や稼働率を左右するのは、実際の導線設計とマシンの配置バランスです。
以下の点に注意することで、無駄のない快適なジムの空間設計が可能となります。
- 1台あたりに必要な“実使用面積”を見込む(本体サイズ+可動域+通路)
- 通路・動線が重ならない配置(混雑時にストレスがかからない)
- 導入後の移動・拡張にも対応できるように余白を持たせる
ジム開業の成功は、マシンの“量”ではなく“使いやすさ”と“回転率”にかかっています。
“誰のためのジムか”を軸に選ぶとズレが防げる
もうひとつの重要なポイントは、「ジムのターゲット層に合ったマシン構成」になっているかです。
例えば、
- 初心者向けのジムに、スナッチやバーベル系を中心に据えても使われにくい
- 女性専用ジムに、上半身メインの筋トレマシンを多数入れてもニーズと合わない
- 高単価パーソナルジムなのに、廉価なマルチマシンばかりだと信頼を損なう
など
ジム開業前に「自分のジムに来るのはどのような人か?」「何を目的にジムに通うのか?」を徹底的に明確化し、ターゲットとなる“人”ベースでマシン選びをすることで、導入後のズレや後悔を減らすことができます。
売れ筋のマシンセットはどんな内容?
ジム開業時のマシン選びに迷ったら、目的に応じた「売れ筋セット」から検討するのが効率的です。
全国の開業事例や導入実績をもとに、特に人気の高いセットを3タイプに分けてご紹介します。
【24hジム向け】汎用性重視の「スタンダードマシンセット」
トレーニング初心者から中上級者まで幅広い層をカバーしたい24時間ジムには、バランスの取れた「スタンダードマシンセット」が適しています。
マシン構成例
- トレッドミル ×2〜4台(有酸素)
- スミスマシン ×1台
- ケーブルクロス・ラットプルダウン等(筋トレ)
- パワーラック・フラットベンチ・ダンベルラック(フリーウェイト)
こんなジムにおすすめ
- 郊外型や駅前立地で24時間ジムを開業予定の方
- 月会費制で幅広い年代層を集客したい方
- 初心者〜上級者まで対応できる“総合型ジム”を目指す方
【小規模ジム向け】省スペース・低コストの「ミニマムマシンセット」
10〜15坪ほどの限られたスペースで開業する場合は、機能を集約した「ミニマムマシンセット」が現実的です。
スペースとコストを抑えつつ、満足度の高いトレーニング環境を提供できます。
マシン構成例
- マルチファンクションラック(スミス・ケーブル・懸垂バー付き)
- インクラインベンチ/可変式ダンベル
- 折りたたみ可能な有酸素マシン1台(エアロバイクやルームランナー)
こんなジムにおすすめ
- 10〜15坪程度の限られたスペースでジムを開業したい方
- 自宅開業・ビルイン型などのコンパクトなパーソナルジムを検討している方
- 初期投資を抑えつつ、必要最低限の設備を導入したい方
【差別化重視】上級者対応の「こだわりマシンセット」
競合との差別化を図りたい、上級者トレーニーを惹きつけたいというジムには、「こだわりマシンセット」の導入が効果的です。
マシン構成例
- プレートロード(チェストプレス・ローイングなど)
- ロータリートーソ/アブダクター・アダクション
- ヘックスバーやマググリップなど高付加トレーニング対応ツール
こんなジムにおすすめ
- 筋トレ上級者・本格志向の層をターゲットにした専門性の高いジムを開業したい方
- ボディメイク・フィジーク系のニーズに対応したマシン構成を目指す方
- 他ジムと差別化できる特徴的なマシンラインナップを導入したい方
ジム開業のプロが教える|エコレコフィットネスの売れ筋マシンセット
これまで全国のジム開業を多数サポートしてきたエコレコフィットネスでは、実績と稼働率に基づいた“外さないセット”を多数ご用意しています。特に導入数の多い3つの人気マシンセットをご紹介します。
人気No.1!バランス重視の「スタンダードマシンセット」
24時間営業ジムや、幅広い層を受け入れる総合型フィットネスジムに適した、最もスタンダードなマシンセットです。
有酸素・筋トレ・フリーウェイトをバランスよく網羅しており、迷ったらこのマシンセットが基本!
主な構成マシン
【トレッドミル】
【スミスマシン】
【ラットプルダウン】
【パワーラック/ベンチ/ダンベルセット一式】
特徴
- 幅広い層に対応できる=高稼働率を維持
- 見た目も“ジムらしい”王道セットで内覧時の訴求力も高い
小規模ジム・自宅ジムにも最適|マルチラック中心の省スペース「ミニマムマシンセット」
10〜15坪ほどのスペースでも本格的なトレーニングが可能なミニマムマシンセットです。限られた予算・面積でも“プロ仕様”の指導環境を実現できます。
主な構成マシン
【オールインワンマルチラック】
【マルチベンチ】
【コンパクト可変式ダンベル】
【スピンバイク】
特徴
- 機能を1台に集約することで省スペース化を実現
- スペースが限られたパーソナルジムや個室トレーニングルームに最適
差別化で選ばれる!プレートロード&特殊機能マシンの「こだわりマシンセット」
競合と差別化したいジムや、上級者の満足度を重視する施設に人気のこだわりマシンセットです。
通常のウェイトスタック式では得られないトレーニング負荷や感覚が得られ、“本格派”を訴求したいジムに向いています。
主な構成マシン
【プレートロード式:チェストプレス、レッグプレス】
【アダクター/アブダクター】
【ヘックスバー】
特徴
- 筋トレ”ガチ層”・大会出場者など、ジム上級者の満足度が高い
- マニアックなマシンでSNS・クチコミ経由の集客も期待できる
導入事例|売れ筋セットで開業を成功させたケース
大型店舗から小型パーソナルジムまで、エコレコフィットネスではさまざまな形態のジム導入をサポートしています。
実際の導入事例は、以下のページでご紹介しています。
【よくある質問】ジム開業とマシン導入の疑問に答えます
ジム開業に向けて情報を集めていると、「何から揃えるべき?」「中古でも大丈夫?」「女性向けって何が違うの?」など、さまざまな疑問が出てくるかと思います。よくご相談いただく内容をピックアップし、ポイントをわかりやすくまとめました。
Q. 最初に導入すべき1台は?
A. スミスマシンが最もおすすめです。
安全性・汎用性が高く、スクワットやベンチプレス、ラットプルダウンなど多目的に使用できます。
初心者から上級者まで幅広いニーズに対応でき、1台で複数の役割を果たせるため、開業時の優先順位が高いマシンです。
Q. 中古と新品、どちらを選ぶべき?
A. コストを抑えるなら中古も選択肢ですが、保証・整備状態には注意が必要です。
業務用マシンは耐久性がありますが、メーカーサポートやパーツ供給状況を確認してからの導入が安心です。長期運用やトラブル対応を考えると、新品の方が安定した運営につながるケースもあります。
Q. 女性専用ジムに適したマシン構成は?
A. 下半身や体幹にアプローチできるマシンと、コンパクトな有酸素機器の組み合わせが人気です。
アブダクター、アダクション、ロータリートーソ、レッグプレスなど「女性の悩みに寄り添った部位特化型マシン」を中心に、ストレッチや姿勢改善をサポートする空間設計も重要です。
Q. パーソナルジムと24時間ジム、マシンの選び方に違いはありますか?
A. 大きく異なります。目的・運営スタイル・導線設計が違うため、選定基準も変わります。
パーソナルジムでは「省スペース・指導効率」が重視されるため、マルチファンクションラックなど1台で多機能なマシンが有効的でしょう。
一方、24時間ジムでは「利用者の回転率・台数・自由度」が重視されるため、複数台構成とゾーン分けを前提にした設計が重要です。
マシン導入や開業相談は無料!お気軽にご相談ください
「どのマシンを選べばいいかわからない」「開業にどれくらいの費用がかかるのか不安」など、初めてのジム開業には不安がつきものです。
エコレコフィットネスでは、専門スタッフが無料でご相談を承ります。
店舗面積・客層・予算に応じた提案が可能です
ご相談時には、店舗の広さや想定ターゲット、想定される月会費モデルなどをヒアリングしながら、無駄のないマシン構成をご提案いたします。
パーソナルジムから大型24hジムまで、豊富な実績に基づいた最適プランをご案内可能です。
資料請求・お見積もりもすぐ対応します
「まずは費用感を知りたい」「マシンの仕様を詳しく知りたい」といった方へは、PDF資料の送付や概算お見積もりをスピーディに対応いたします。
もちろん、ご相談・資料請求・見積依頼はすべて無料です。
下記のお問い合わせフォームより、お気軽にご連絡ください。

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ECOLECO FITNESSは、全国のジム開業者やトレーニーに向けて、マシン選びやフィットネス情報を発信しています。 本ブログでは、トレーニングマシンの活用法や運動習慣づくりに加え、ジム開業に役立つ設備選び・運営ノウハウなどもわかりやすく紹介しています。
- ウェイトスタック式やプレートロード式など幅広い種類!
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